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| 科目一覧へ戻る/Return to the Course List | 2023/03/22 現在/As of 2023/03/22 | 
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                  開講科目名 /Course  | 
                政治学特殊講義/POLITICAL SCIENCE | 
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                  開講所属 /Course Offered by  | 
                大学院/ | 
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                  ターム?学期 /Term?Semester  | 
                2023年度/2023 Academic Year 春学期/SPRING SEMESTER | 
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                  曜限 /Day, Period  | 
                水1/Wed 1 | 
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                  開講区分 /semester offered  | 
                通年/Yearlong | 
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                  単位数 /Credits  | 
                4.0 | 
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                  主担当教員 /Main Instructor  | 
                福永 文夫 | 
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                  科目区分 /Course Group  | 
                大学院科目 講義科目 | 
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                    教員名 /Instructor  | 
                  
                    教員所属名 /Affiliation  | 
            
|---|---|
| 福永 文夫 | 総合政策学科/POLICY STUDIES | 
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授業の目的?内容                         /Course Objectives  | 
                      
 本講義は、法学研究科博士前期課程における「学位授与方針(DP)」の「学位の裏付けとなる『能力』のうち「高度の専門性を有する職業に必要な学識」の修得、及び、「教育課程の編成?実施方針(CP)のうち「法学の分野における研究に必要な基礎的能力」の育成等を目的として、政治学研究の動向及び知識を学ぶ。 テキスト(久米郁男ほか編著『政治学』有斐閣)をもとに、26のテーマそれぞれについて、分析方法?論点を検討し学ぶ。政治学は近年、その研究の進展にともなって、著しく専門分化しつつある。政治学で学ぶ内容と現実の起こっている事象とを、たえず照らし合わせながら考えていきたい。 テキストは、政治学の全領域をカバーし、政治学諸分野の知識や考え方を、政治学全体のなかに位置づけ学ぶことを目的としている。それぞれの専門分野における先端の議論や理論が紹介されている。したがって、講義ではそれぞれの分野で学ぶことを、できるだけ身近な現在日本を題材として説明することを心がける。  | 
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授業の形式?方法と履修上の注意                         /Teaching method and Attention the course  | 
                      本講義は、原則として講義形式で行われる。受講者は事前に指定された箇所を読み、その内容を理解するよう努めることが望まれる。受講者の理解に資するよう、受講者の報告について教員が確認し、適宜コメントを付す形でフィードバックを行う。 | ||||||||||
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事前?事後学修の内容                         /Before After Study  | 
                      テキストの指定された箇所を事前に精読し、レジュメを作成すること(2時間)。その上で講義?ノートと照らし合わせて要点をまとめること(2時間)。 | ||||||||||
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テキスト1                         /Textbooks1  | 
                      
                      
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テキスト2                         /Textbooks2  | 
                      
                      
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テキスト3                         /Textbooks3  | 
                      
                      
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参考文献等1                         /References1  | 
                      
                      
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参考文献等2                         /References2  | 
                      
                      
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参考文献等3                         /References3  | 
                      
                      
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評価方法                         /Evaluation  | 
                      課題への取り組み姿勢と成果30%、レポート70% | ||||||||||
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備考                         /Notes  | 
                      参考文献等については、講義中に適宜指示する。 | ||||||||||
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関連科目                         /Related Subjects  | 
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到達目標                   /Learning Goal  | 
                政治学の分野における特定の課題に関する日本語及び外国語の学術文献又は関連資料等に基づく講義を通じて専門的な学識を獲得し、それを学術的な議論や論文執筆の場で活用できるようにする。 | 
| 回 /Time  | 
          授業計画(主題の設定) /Class schedule  | 
          授業の内容 /Contents of class  | 
          事前?事後学修の内容 /Before After Study  | 
              
|---|---|---|---|
| 1 | はじめに | 本人?因代理人関係、すなわち主権者である国民(本人)が政府(代理人)を雇って自らの利益の実現(共通の目的)図るとする、政治学の理論や考え方を整理?解説する。 | |
| 2 | 統治の正統性-政治の課題とは何か(1) -政策の対立軸  | 
                右翼と左翼、自由と平等、政治的統制と経済的統制、次元モデルから三次元モデルへ | |
| 3 | 統治の正統性-政治の課題とは何か(2) -政治と経済  | 
                資源配分のメカニズム、市場、政府の失敗、市場の失敗 | |
| 4 | 統治の正統性-政治の課題とは何か(3) -自由と自由主義  | 
                自由主義の多様性、古典的自由主義、消極的自由と積極的自由、ロールズ、ノジック | 
                |
| 5 | 統治の正統性-政治の課題とは何か(4) -福祉国家  | 
                公的扶助、社会保険、社会扶助、アンデルセン、福祉多元主義 | |
| 6 | 統治の正統性-政治の課題とは何か(5) -国家と権力  | 
                国民国家、3つの国家観、ホッブス、ロック、ルソー、ウェーバー、マルクス | |
| 7 | 統治の正統性-政治の課題とは何か(6) -市民社会と国民国家  | 
                「公」と「私」、共和主義、市民社会、大衆社会、ナショナリズム、コスモポリタズム | |
| 8 | 統治の正統性-政治の課題とは何か(7) -国内社会と国際関係  | 
                国民国家システム、リアリズム、リベラリズム、国際社会論、 | |
| 9 | 統治の正統性-政治の課題とは何か(8) -国際関係における安全保障  | 
                ウェストファリア、勢力均衡、囚人のジレンマ、抑止論、冷戦後の安全保障 | |
| 10 | 統治の正統性-政治の課題とは何か(9) -国際関係における富の配分  | 
                ボーダーレス、グローバル化、相互依存、埋め込まれた自由主義、南北問題 | |
| 11 | 統治の効率(1) -議会  | 
                アリーナ議会と変換議会、日本の国会、議会と政党、立法過程、議会の衰退、 | |
| 12 | 統治の効率(2) -執政部  | 
                日本の内閣制度、議院内閣制と大統領制、半大統領制、大統領と首相、首相権限の強化、 | |
| 13 | 統治の効率(3) -官僚制  | 
                NPM、官か民か、官僚制の逆機能、セクショナリズム、階層性、 | |
| 14 | 統治の効率(4) -中央地方関係  | 
                集権と分権、分離と融合、日本の中央地方関係、地方分権改革、 | |
| 15 | 統治の効率(5) -国際制度  | 
                国際協調、国際レジーム、グローバル?ガバナンス、 | |
| 16 | 統治のプロセス(1) -政策過程  | 
                意思決定論、課題設定と政策決定、政策実施と政策評価 | |
| 17 | 統治のプロセス(1) -対外政策の形成  | 
                対外政策と外交、アリソン?モデル、相互浸透モデル、二層ゲーム | |
| 18 | 統治のプロセス(1) -制度と政策  | 
                国家論、歴史的制度論、合理的選択制度論 | |
| 19 | 統治のモニタリング(1) デモクラシー-理論と現実  | 
                古代の民主政と近代の民主政、自由民主主義体制、現代民主主義論 | |
| 20 | 統治のモニタリング(1) -投票行動  | 
                合理的市民像の形成、無党派層、 | |
| 21 | 統治のモニタリング(1) -政治の心理  | 
                政治的態度、政治的価値観、政治文化、ニューポリティックス | |
| 22 | 統治のモニタリング(1) -世論とメディア  | 
                世論の動向、マスメディアの影響力、合理的市民、メディアの効果 | 
                |
| 23 | 統治のモニタリング(1) -選挙と政治参加  | 
                政治参加、選挙区、投票制度、選挙制度、政治参加の多様化、 | |
| 24 | 統治のモニタリング(1) -利益団体と政治(1)  | 
                利益集団、利益団体、圧力団体、日本の利益団体、利益政治のパターン | |
| 25 | 統治のモニタリング(1) -利益団体と政治(2)  | 
                エリート主義、多元主義、コーポラティズム、仕切られた多元主義 | |
| 26 | 統治のモニタリング(1) -政党(1)  | 
                政党の役割と機能、幹部政党、大衆政党、階級政党、包括政党、 | |
| 27 | 統治のモニタリング(1) -政党(2)  | 
                クライエンテリズム、政党システム、サルトーリ、ダウンズ、 | |
| 28 | おわりに | 政治学の理論と方法を再検討し、整理する。 |