2015年度教育環境改善、事務局からの回答
全体
<事務局全般>
1. 2014年度実施アンケート結果に対する2015年度教育環境改善報告
結果?成果
本学は、2014年10月に創立50周年を迎え、次の50年(NEXT50)に向けて、「少人数教育と国際化?グローバル化教育の推進」、「創立50周年記念館(仮称)の建設とキャンパス再編(第4次計画)」、「現行諸制度と組織の検証とさらなる改革強化策の構築」に着手しています。
事務局では、本学全体の重要課題に取り組みつつ、従来から窓口対応、教育研究施設、学生生活施設の改善をはじめとする、諸施策を進めてきました。
窓口対応については、各部課室で学生のみなさんからの指摘や意見について話し合いをおこない、速やかな改善に取り組みました。また、「挨拶」「丁寧」「正確」のスローガンと教育的配慮に基づいて、学生との距離を近づける雰囲気づくり、積極的な情報発信などに取り組みました。
教育研究施設の改善については、キャンパス再編計画(第4次計画)に基づき、本学の方針であるエコキャンパス?プロジェクトをもとに、「創立50周年記念館(仮称)」の建設に着手しました。これと併せて、学生の主体的な学修*1の支援を目的として、「ラーニング?コモンズ*2分科会」が設置され、関連する部課室の職員が分科会に加わり、アクティブ?ラーニング*3等について検討が行われました。また、教育支援については、「本学情報システムの整理統合?連携強化に関する検討部会」の提言により「獨協大学教育情報システム検討部会」が設置され、次世代の全学的教育情報システムの導入及び運用体制の構築を目指しております。学内の安全?防犯対策については、防犯カメラによる対策に取り組みました。
学生生活施設の改善について、特に意見、要望の多い学生の食環境については事務局自己点検?評価委員会の中に設置した「学生の食環境に関する改善作業部会」で集中的に検討してきました。学生食堂の混雑緩和については、獨協大学父母の会からご支援をいただき、学生センター1階に一人用のテーブルとイスが設置され、食のスペースが増設されました。また東棟1階で弁当移動販売が開始されたことなど、食の分散化を進めました。引き続き「食のコンセプト」づくり及び食堂運営業者選定を含めた本学の食環境改善を推進していきます。
35周年記念館については、「創立50周年記念館(仮称)」建設に伴う代替地確保のため、やむを得ず、「多目的スペース」の利用形態を変更することになりました。多目的スペースの面積が小さくなりましたが、「ミーティングルーム」等の施設が新しくなりましたので、この点を踏まえて学生のみなさんにはご理解をお願いしたいと思っています。
*1 学修...大学設置基準(文科省令)上、大学での学びは「学修」とされている。「単位制」にあるように、授業内での学びだけでなく、予習復習など主体的な学びを含んでいることから、この漢字が使用されている。
*2 ラーニング?コモンズ...学修共同施設。複数の学生が集まって議論できるような、情報通信等の設備が整った場所のこと。
*3 アクティブ?ラーニング...能動的学修。講義形式での一方通行の授業だけでなく、授業内のディスカッションや教室外での共同研究など、学修者が能動的なって学修する方法のこと。
2. 2015年度実施のアンケートに対するフィードバックコメント
窓口対応について
職員の窓口対応については、毎年多くのコメントが寄せられています。「親切だった」「対応が良かった」などの意見を頂いていますが、今年度のアンケートでは「愛想が悪い」や「高圧的だった」など表情や態度についての意見も多くありました。
窓口対応は、はじめの印象、相談時の態度によって学生のみなさんと職員との信頼関係に大きな影響を与えてしまいます。学生と職員が良好な関係を築けるように、「事務局自己点検評価委員会」を通じて、窓口スローガンである「挨拶」「丁寧」「正確」の意識のさらなる統一を図りたいと考えています。
窓口の開室時間について
複数の窓口の開室時間については、延長してほしいという意見がありました。すでに、図書館などの一部の窓口では、可能な範囲で実施しているところもありますが、大学全体の窓口の開室時間の延長となると、労働条件、勤務体系等様々な問題があります。しかしながら、そういった意見が多いということを真摯に受け止めて、大学全体の問題として検討していきたいと思います。
自然災害時の対応について
授業期間中における自然災害時の対応については、「対応が遅い」「情報をもっと早く出してほしい」という意見がありました。授業を休講にする、または授業時間をずらすといったことは、単一の部署のみで決定できることではなく、複数の事柄を勘案して判断しているため、対応に時間がかかります。学生のみなさんの安全を確保するため、大学全体の問題として検討していきたいと思います。
窓口
<教務課>
1. 2014年度実施アンケート結果に対する2015年度教育環境改善報告
結果?成果
窓口対応については、フィードバックコメントにおいて重点項目として掲げました、情報の共有化、個人のスキルアップとしてのSD*4活動を概ね実行し、指摘事項の改善に努めました。情報共有や手順の統一化に努めることで、その結果、「人によって言っていることが違う」「説明が曖昧」「回答が遅い」「情報提供が遅い」などの意見がほとんど見られなくなるなど、着実に成果を上げていると思われます。 しかしながら、窓口における職員の態度についての指摘は依然として寄せられています。個々の職員の意識に一任することなく、教務課全体の問題として窓口対応スローガンを再認識する機会を設けるなど、今後も継続して取り組みます。
*4 SD...スタッフ?ディベロップメントの略。事務職員の資質向上のために実施される研修など取り組みの総称。
2.2015年度実施のアンケートに対するフィードバックコメント
窓口対応について
窓口対応については、「親切にしてくれた」「丁寧だった」などのコメントがあるものの、「態度が悪い」「愛想が悪い」「情報共有がなされていない」などといったコメントもありました。教務課では、従前より独自のSD活動として、情報の共有化、個人のスキルアップ、及び関係部署との連携強化などに取り組んでいます。引き続き、これらに取り組み、満足度の向上につなげたいと考えています。
窓口の開室時間については、「もっと長い時間開いてほしい」との意見がありました。授業期間中は昼休みも窓口を開室するなどの対応を行っておりますので、利用時間についてはご理解とご協力をお願いします。
東武スカイツリーラインの交通状況の乱れ、台風や大雪にみまわれたときの授業開始時間のお知らせについては、「対応が遅い」との意見がありました。ご意見を参考にPorTaなども活用しながら、適切な周知を図ってまいります。
履修登録について
履修登録については、「自宅で登録できるようにしてほしい」といったオンライン化について多くの意見が寄せられました。履修登録については、履修相談との連携という観点から学内での対応としております。
履修登録の上限を増やしてほしい、なくしてほしいという意見が寄せられました。本学における、1単位に必要な履修時間の詳細については、「履修の手引」(p12)に掲載していますが、授業時間内の学修時間だけでなく授業時間外の学修時間をあわせて「単位」となります。履修登録上限を設けるということは、大学設置基準や学則に基づく学修時間の確保のためですから、上限の増加、撤廃については難しいということをご理解ください。
抽選制度については、「不平等を感じる」「2次、3次の期間が短い」など様々な意見がよせられました。抽選制度については、希望の授業を履修できない等の不平等感があることは理解しておりますが、適切な教育学修環境を保持するために定員を設け、抽選を行っています。2次、3次の登録期間につきましては、履修登録の早期確定を目指しつつも履修登録会場の混雑具合などにも配慮しながら設定しています。
履修登録について頂いたご意見につきましては、今年度の状況も踏まえながら、よりよい環境を目指し検討、改善して参ります。
<学生課>
1. 2014年度実施アンケート結果に対する2015年度教育環境改善報告
結果?成果
窓口対応については、本学の窓口対応スローガンである「挨拶」「丁寧」「正確」に基づき対応を実践していますが、言い回しによる誤解が生じてしまうことが考えられるため、再度、窓口対応